エンデの『モモ』をヒントに語る「コロナ新時代への提言 3」(NHK BS1 スペシャル)7/18
NHK BS1 Spezial: Vorschläge zur Postcorona-Zeit 3: Gespräch um Michael Endes „Momo“
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2021年7月18日(日)午後10:00から午後10:50に NHK BS1 スペシャル「コロナ新時代への提言3 それでも、生きてゆける社会へ」が放映されます。 このシリーズは、さまざまな分野の専門家が、コロナ後の世界を語るもので、今回の3人は、独立研究者・山口周、経済思想家・斎藤幸平、医療人類学者・磯野真穂です。
「コロナ新時代への提言3 それでも、生きてゆける社会へ」 – BS1スペシャル – NHK によると:
「ビジネスは歴史的使命を終えた」と語る独立研究者・山口周。持続可能な脱成長を説いた著書『人新世の「資本論」』が話題の経済思想家・斎藤幸平。医療従事者や患者への丹念な調査から「人間とは何か」を問う医療人類学者・磯野真穂。コロナ禍を受け、彼らは一冊の本を手に取った。ミヒャエル・エンデの児童文学『モモ』。現代社会を鋭く批評したこの作品をヒントに人類が向かうべき未来、誰もが生きるに値する社会について語る。
「コロナ新時代への提言」は、今回が3回目で、7月22日(木)午前7:10~午前8:00にも再放送が予定されています。
第2回目は、生物学者・福岡伸一、歴史学者・藤原辰史、美学者・伊藤亜紗の3人が、宮崎駿による漫画版『風の谷のナウシカ』をめぐってピュシス(physis)とロゴス(logos)の関係を議論し、さらに「人類や世界が向かうべき道」について語っています。この第2回の再放送は、7月18日(日)午前0:40~午前1:30 にもあります。
思えば新型コロナウイルス感染症は、世界中の人々を巻き込み、これまでの生活や社会、人生観も一変させてしまいました。ワクチン接種が進み始めた一方で、デルタ株があらたに猛威を振るっていて収まる気配がありません。東京都の感染者数も急速に増加していて(7月17日(土)は、1410人)、一週間後にはオリンピック開会式という状況です。
まだ収束を見通せない状況ではありますが、パンデミックの中で経験したことをふまえて、やがて訪れるであろうコロナ禍の後の世界を考えてみませんか? ミヒャエル・エンデ (Michael Ende: 1929-95) の『モモ』(Momo | Michael Ende | Offizielle Webseite)を思い出しながら。
j.o.