学科風景

学科風景

学習院大学文学部ドイツ語圏文化学科のあるところ

学習院大学ドイツ語圏文化学科のある場所は、目白キャンパスの北2号館3階です。 3階全体が、ほぼドイツ語圏文化学科となっています。エレベーターで昇るか、 健康志向で階段で登るかはもちろん自由。3階に到着してみると、 左手に高さが1メートル近い、巨大なくるみ割り人形(Nussknacker) が見えます。その奥が事務室の入口です。
手前の壁は掲示板になっていて、学科学生へのさまざまな重要な伝達事項が貼ってあります。 学科学生は、必ずこの掲示板をチェックします。

事務室カウンターへ

くるみ割り人形の前を通りすぎて、学生閲覧室へ入る途中に事務室のカウンターがあります。 事務室では、助教(以前は、助手と呼ばれていました)1名と副手2名の方がいます。 レポートの受けつけ、授業配布用資料のコピー依頼、図書の貸出や返却はここで行ないます。 3人ともとても親切な方ですが、日常的にとても多くの仕事をこなしていますので、 物事を依頼する時には、短くはっきりと告げるようにしましょう。
ちょっと小さくて読めませんが、 「提出物がある学生は、何の授業の何をどうしたいかをカウンターで必ず告げてください」 と書いてあります。 学科の学生が、大学という社会できちんと行動する第一歩をここで実体験することになります。

学生閲覧室

事務室のカウンターの前を通りすぎて中へ入ると、そこは学生閲覧室です。 「学生閲覧室」という名前から分かるように、本来は、 すぐ隣りにある学科書庫や、閲覧室の周囲のキャビネットにある本を閲覧する部屋です。 コンピュータのブースが4つ、図書検索用のコンピュータが1台、プリンター、コピー機2台が並んでいることでもお分かりのように、 学生たちが多目的に利用しているスペースです。
奥には、広いテーブルがあり、そこで自習したり、お昼の時間は、 食事をしたりしている学生が目につきます。

学生閲覧室のキャビネット

学生閲覧室に入って気がつくのは、窓側を除いた周囲に、 さまざまな参考図書や資料、ヴィデオなどが入っているキャビネットがあることです。 持ち出し禁止のものもありますが、 学習、研究に必要な資料がいろいろありますので、 時々中をのぞいてみるといいでしょう。
ここでは、ヴィデオの入っているキャビネットをのぞいてみました。 ドイツ語圏直輸入のヴィデオもあります。この部屋には、そのようなヴィデ オを見ることができるヴィデオデッキやテレビなどもあります (左すみにちょっと写っています)。

書庫

事務室カウンターの向い側には、書庫の入口があります。 ここには、約53,000冊(洋書約49,000冊 和書約4,000冊)の図書、 約95種類の洋雑誌と和雑誌3種類があります。
書庫開室時間は、
月~金:9:00-16:30(ただし、11:20-12:20は昼休みのため閉室)
土:9:00-12:00
となっています。

書庫の中から世界を見る

蔵書数、約53,000冊といっても、実は、いつ正確に数えたものなのか、 よく分かりません(もちろん、蔵書目録はコンピュータで確認できるのですが、 日々新しい本が登録されているので、その数は常に流動的です)。 この他にも、北2号館には、地下書庫というのがあり、 3階に収納しきれなくなった図書は、文学部共通の地下書庫に眠っています。 地下書庫の図書も、もちろん利用できるようになっています。
書庫の中にいると、一冊一冊の本がその歴史を伝えてくれているのが分かり、 不思議な気分になります。ふと手に取ったこの本は、いったい、いつどこで出版され、 どんな人達に読まれてきたのだろう、と考えてしまいます。

院生室入口

「いんせいしつ」という言葉を最初に聞いたら、何のことか分からない人もいるでしょう。 学習院だから「院政」だとか、注射をした後の「陰性」とかは関係ありません。 大学では、「いんせい」と言えば、普通は「大学院生」(=院生)のこと。 博士前期課程(修士課程)、博士後期課程(博士課程)の学生がここで勉強しています。 ドアには、「大学院研究室」という名称の他に、Bitte keine Handy (携帯電話は使わないで!)のステッカーが張ってあります。 実は、もう1つのドアには、怖そうな雄ネコの絵が…

院生室の中は

院生室の中は、ぐるっと参考図書に囲まれている空間ですが、 常時、院生がコンピュータで調べものをしていたり、勉強したりしています。 また、広いテーブルで調べものをする人、ディスカッションをしている人達も見かけます。 大学院の授業がこの部屋で行なわれることもありますので、 ホワイトボードもあります。
雑然と積まれたプリントの山、窓ぎわにあるハンガーになぜか白衣、 謎の多い院生の生活ですが、ごく普通の優しい人達です。

再び3階の廊下へ

実は、廊下には、さまざまなポスターが貼ってあります。 ドイツ語圏の観光局から提供されているポスター、ヨーロッパの地図、 ドイツやオーストリアの語学学校から送られてきたポスター、 日本国内で催されたさまざまなイベントのポスターなど。 その他にも、学科に日々送られてくる美術展、スピーチコンテスト、 講演会などのポスター、新聞の切り抜きなどもあります。
右手前のポスターは、通貨「ユーロ」の紹介のポスターですね。 紙幣と硬貨が写真入りで紹介されていますが、実は、 EU の硬貨と一口にいっても、 国ごとにデザインが違うんです。知ってましたか?

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