佐藤 恵さん(博士後期課程)、日本独文学会学会賞受賞
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第14回日本独文学会学会賞が本学の博士後期課程の佐藤 恵さん(ドイツ語ドイツ文学専攻)の論文に与えられることが3月26日に発表されました
(第14回日本独文学会学会賞選考結果 | 日本独文学会)。
論文は、»Wegen dem Clavier«. Die Beethovens und der Rektionswandel der Präpositionen wegen, statt und während
im Zeitraum 1520-1870. というタイトルで、
ドイツの言語学系の由緒ある雑誌 Muttersprache (2015)に掲載されたものです。
Muttersprache 1/2015 | GfdS で、ドイツ語と英語のアブストラクトを読むことができます。
ベートーベン(Ludwig van Beethoven)の筆談帳を歴史的な話しことばの資料として用い、ドイツ語の前置詞
wegen, statt, während の格支配の変化を追ったもので、多くの実証的データと優れた考察に裏打ちされています。おめでとうございます。