フェルディナント・ホドラー展(国立西洋美術館,10/7-1/12)
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10月7日(火)から、フェルディナント・ホドラー展が国立西洋美術館(東京・上野)で始まっています。
開催期間は、2015年1月12日(月・祝)までです。9月25日から始まっているチューリヒ美術館展(国立新美術館) と並んで、
日本・スイス国交樹立150周年を記念して行われている行事です。
フェルディナント・ホドラー(Ferdinand Hodler: 1853-1918) はスイスを代表する画家の一人で、今回の展覧会は、
「日本ではおよそ40年ぶりに開催される最大規模の回顧展」(油彩、素描など約100点を展示)だということです。
展覧会の公式ページフェルディナント・ホドラー展 では次のように紹介されています。
ホドラーは、世紀末の象徴主義に特有のテーマに惹かれる一方、身近なアルプスの景観をくりかえし描きました。
また、類似する形態の反復によって絵画を構成する「パラレリズム」という方法を提唱したホドラーは、
人々の身体の動きや自然のさまざまな事物が織りなす、生きた「リズム」を描き出すことへと向かいました。
今回の展覧会は、ホドラーの画業をたどりながら、世紀転換期のスイスで生まれた「リズム」の絵画を体感する場ともなるでしょう。
出典:展覧会の公式ページフェルディナント・ホドラー展
chapter 1「光のほうへ」から、chapter 2「暗鬱な世紀末?」、
chapter 3「リズムの絵画へ」、chapter 4「変幻するアルプス」、
chapter 5「リズムの空間化」、chapter 6「無限へのまなざし」、
chapter 7「終わりのとき」まで見ると、ホドラーの芸術家の一生を追体験できます。この機会をお見逃しなく。
なお、国立西洋美術館 での展覧会の後、2015年1月24日(土)から4月5日(日)までは
兵庫県立美術館 で行われます。