ドイツ語圏文化学科 学科紹介
自分の考えを表現し伝える「発信型」のドイツ語教育を重視し、ドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイスなど)の言語と文化、 そして社会事情への理解を深める多面的なカリキュラムをコース制による少人数教育で実施。ドイツ語圏を通して「世界」を見る視野を養います。
目 的激動する現代社会に対応できる問題発見・解決能力と自己表現力を高め、
国際感覚を養成します。
充実したドイツ語教育
一人一人のドイツ語の能力に応じたクラス配分をし、 初心者も既習者も効果的に学べる学習環境を整えています。 ネイティブの教員による授業も豊富で、「読む」、「書く」 だけではなく、「話す」、「聞く」ための能力もアップさせ、 コミュニケーション・スキルとしてのドイツ語の習得を目指します。
自己表現力を養成する授業
ドイツ語を自己表現の一つとして使えるようになるには、 母語としての日本語で、まず適切な自己表現をする訓練が欠かせません。 ドイツ語圏文化学科では、一年時から、 口頭発表やディスカッションを授業に多く取り入れ、 話し方、話のまとめ方などの仕方を指導しています。 もちろん、読む力、書く力の養成も忘れていません。
ドイツ語圏のエキスパートを目指す
講義や演習科目は、文学、演劇、言語学、思想などを網羅し、 ドイツ語圏諸国・地域の文化や社会事情を幅広く学習できるように構成されています。 ドイツ語やドイツ文学に限らず、広くドイツ語圏の文化、社会、 政治などのアクチュアルな問題についても考察し、国際感覚豊かな人材を養成します。
特 徴興味に応じて自由に選択するコース制
興味に応じて自由に選択するコース制
1年から4年まで、以下の三つのコースを軸に各自の関心に応じて卒業までのプランニングを組み立てることができます。
- 言語・情報コース:
- 言葉としてのドイツ語の特徴、言語と社会の関係、コミュニケーション(情報伝達)のあり方を学びます。
- 文学・文化コース:
- これまでの文学研究に加えて、演劇、映画、芸術(絵画・音楽)などを含めた領域を文化学の観点から考察します。
- 現代地域事情コース:
- 地域事情(環境、教育、風俗習慣など)を体系的に学び、新しいメディア社会への理解も深めます。
特別プログラム:通訳・翻訳者養成演習
「特別プログラム:通訳・翻訳者養成演習」には、基礎と実践のクラスがあります。基礎のクラスでは、 ドイツ語能力をさらにブラッシュアップすることが目標で、 ネイティブによる授業を週に2コマ受けます。 実践クラスでは、日本人教員の元で、 ドイツ語と日本語の行き来をスムーズにできるような練習をします。 ドイツ語ならびに日本語の力も伸ばしながら、現代ドイツや日本に関する背景知識を得ることが目標です。
インターンシップの単位化
ZD(Zertifikat Deutsch) あるいは、それ以上のドイツ語力を持つ学生が対象となります。 時期は、夏休み、あるいは、春休みが中心です。行き先は、さまざまで職種は本人のドイツ語のレベルや希望によって複数の可能性があります。 参加者には、2単位が認められます。
履修の流れ
1年次
基礎的な語学力習得
ドイツ語圏文化学科で学ぶために必要な語学力をつけます。
ドイツ語圏の現代地域事情を学習
社会、歴史の基礎知識をつけ、現代の諸問題を理解できるようにします。
2年次
中級レベル語学力習得
ドイツ語の表現能力を高めます。
ドイツ語圏の文学・文化、言語・情報について学ぶ
文学・文化の基礎知識をつけ、言語の特徴とコミュニケーションの問題を学びます。
3年次
総合的な語学力を養成
話す、聴く能力に加えて、読む、書く練習もします。
コースを選択
言語・情報、文学・文化、現代地域事情の中から一つコースを選択し、専門性を高めます。同時に専門演習で多彩な内容も学べます。
4年次
卒業論文/卒業研究執筆
4年間で学んだことの総まとめをします。