2018年からのベルリン・フィル首席指揮者は誰に? 5/11の投票では合意に至らず
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2015年5月11日に、ベルリン・フィル(Berliner Philharmoniker linked to: Startseite) の次期首席指揮者の投票が行われました。
朝日新聞(2015年5月13日)では、「『権威より個性』時代反映 ベルリン・フィル、首席指揮者選び先送り」(玉川透=ベルリン、
編集委員・吉田純子)として、その11日のもようや、先送りになった背景を伝えています。
この記事によると「世界的な名門オーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者選びが11日、異例の先送りとなった。
楽員間の議論は11時間に及んだ。独有力紙は『楽団の方針を巡る複雑な内部闘争が背景にある』と報じた。」とのこと。
さらに、現在話題になっている可能性のある指揮者として、同記事では
クリスティアン・ティーレマン(Christian Thielemann)、
ダニエル・バレンボイム(Daniel Barenboim)、
アンドリス・ネルソンス(Andris Nelsons)、
グスターボ・ドゥダメル(Gustavo Adolfo Dudamel Ramírez)の名前があがっていました。
Tagesspiegel の2015年5月11日23時53分の記事、
Berliner Philharmoniker: Wahl des neuen Chefdirigenten bleibt ohne Ergebnis | Tagesspiegel では、さらにリッカルド・シャイー(Riccardo Chailly)の名前もあがっています。
Tagesspiegel の記事では、5月11日には、当日およそ50人のジャーナリスト達が集まっていて、投票と話し合いに11時間半もかかったにもかかわらず、
オーケストラの理事であるペーター・リーゲルバウア(Peter Riegelbauer)氏が、
今年中にサイモン・ラトルの後継者を決める投票をするためにまた集まりたい(… die Philharmoniker wollten innerhalb eines Jahres wieder zu einer Wahl Simon Rattles Nachfolger zusammenkommen. )
と言って終わってしまったようです。投票は複数回行われたようですが、結論に至らなかったとか。
ということで、大御所を選ぶのか、若手を選ぶのか、それとも無難な人材を求めるのか、さまざまな憶測が流れています。
当のベルリン・フィルのサイトでは、
「サイモン・ラトルの後継者に関してはまだ決着なし 新しい主席指揮者の選挙は結果なしのまま。」(„Noch keine Entscheidung über die Nachfolge von Simon Rattle
Die Wahl des neuen Chefdirigenten ist ohne Ergebnis geblieben. “)という言葉が流れています。残念ながらクリックしても、何も出てきません。