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『私を救ったオットー・ヴァイト』2月に日本語に翻訳、出版される

『私を救ったオットー・ヴァイト』2月に日本語に翻訳、出版される

以前、インゲ・ドイチュクローン(Inge Deutschkron)とルーカス・リューゲンベルク(Lukas Ruegenberg)(絵)による絵本『パパ・ヴァイト』を紹介しましたが、
今度は絵本ではなく、少年少女向けの本として登場しました。前回に引き続き出版は、汐文社
翻訳は学習院大学文学部ドイツ文学科出身の藤村美織さんです。本のタイトルは、『私を救ったオットー・ヴァイト ナチスとたたかった真実の記録』で、ドイツ語のオリジナルは
Blindenwerkstatt Otto Weidt | Butzon & Bercker です。
日本障害者協議会 JD 機関誌 2016年3月号にも紹介されているように、「写真資料や、ナチスのユダヤ人政策の年表も添えて、当時の状況を鮮やかに描きだした」ものです。
ヴァイトが営んだベルリンの盲人作業所は、ナチス政権下で視覚や聴覚に障害のあるユダヤ人を主に雇うことで、彼らを守るものでした。
この本の漢字にはすべてルビがふられており、<読み手にやさしく>作られています。この本で、歴史の1ページを読んで見ませんか。
ベルリンには、「オットー・ヴァイト盲人作業所博物館」(Museum Blindenwerkstatt Otto Weidt)があります。
機会があれば訪れてみたい場所です。

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