アインシュタインによる東京滞在中のメモ、156万ドルで落札(10/24)
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10月25日付時事通信社の記事によると(アインシュタインのメモ、…|時事ドットコム)、アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein: 1879-1955) が東京滞在中に、
「幸福な生活の極意について記した手書きのメモが24日、エルサレムの競売商ウィナーズのオークションに出品され、156万ドル(約1億7700万円)で落札された」とのこと。
同記事によると、アインシュタインは、1922年に日本で講演をするために来日する途中の船の中でノーベル物理学賞受賞の知らせを受けたそうです。
10月23日付けのライブドアニュースによると(アインシュタインの幸福な生活論、東京で記したメモが競売へ | ライブドアニュース)、東京では帝国ホテルに滞在。その際、メッセージの配達人にチップ代わりに 2つの手書きのメモを渡したとのこと。ホテルの便箋に書かれてた2つの言葉は、時事通信社の記事によれば、(1)「静かで質素な生活は、絶え間ない不安に縛られた成功の追求より多くの喜びをもたらす」と、(2)「意志あるところに道は開ける」だったそうです。
ドイツ語圏のサイトで検索したところ、例えば
Glück eines bescheidenen Lebens: Einstein-Notiz für Millionenpreis verkauft | n-tv.de にこの2つの格言(Sinnsprüche) が載っていました。2つ目は有名な諺なのですぐ分かりますが、1つ目が気になるところです。
(1) Stilles bescheidenes Leben gibt mehr Glück als erfolgreiches Streben, verbunden mit beständiger Unruhe.
(2) Wo ein Wille ist, ist auch ein Weg.
ネット上の記事に掲載された写真を見ると、当時の帝国ホテルの便箋が確認でき、さらに、アインシュタインの筆記体の文字が読めます。こうして筆記体を見ると、文字が個人の性格を反映しているようで、趣があっていいですね。