平高史也/木村護郎クリストフ(編)『多言語主義社会に向けて』出版される
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2017年10月30日に、平高史也/木村護郎クリストフ(編)『多言語主義社会に向けて』が くろしお出版 から出版されました。
グローバル化が進む一方、文化的多様性が求められる社会になっていることは自明なことなのにもかかわらず、
多文化・多言語を前提とした社会がどのようになっていくのか、漠然としたイメージしか持っていない人が多いのではないでしょうか。
日本に住んで、外国語としては英語だけしか使えないという社会から、もっといろいろな言語が使える社会(=多言語化社会)になっていくという方向あります。
本書の、「はじめに」には、多言語化を推奨する動きは「…異なる言語や文化の背景を持つ人たちとの交流や相互理解に対して開かれた社会、
すなわち相互に密接に関連し合っている世界の現状と未来によりよく対応できる社会の形成や人間(単なる「人材」ではなく)の育成に貢献する可能性を持っているのです。」
と書かれています。
第1部では、「日本における多言語教育の実態と展望」が、第2部では、「日本における/海外在住日本人の多言語管理の実態と展望」がテーマとなっています。
詳細は、多言語主義社会に向けて|くろしお出版WEB をご覧ください。
なお、岩波新書 から 2003年に出版された青木 保 著『多文化世界』は、11月16日配信開始の電子書籍にもなっています。
『多文化世界』 | 岩波書店 も合わせてご参照ください。