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『アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国』東京ステーションギャラリー(4/29-6/18)

『アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国』東京ステーションギャラリー(4/29-6/18)

スイスの芸術家、アドルフ・ヴェルフリ(Adolf Wölfli, 1864-1930)の展覧会が、4月29日(土)から6月18日(日)の期間、
東京ステーションギャラリー (TOKYO STATION GALLERY) で開かれています。
今回のヴェルフリの展覧会は、日本で初めての大規模は個展で、初期から晩年までの74点を厳選て展示しています。
『アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国』| 東京ステーションギャラリー
によるアドルフ・ヴェルフリに関する解説の一部を以下に引用します。

スイスのベルン近郊に生まれ、孤独で悲惨な幼少期を送ったヴェルフリが絵を描き始めたのは、罪を犯し、精神科病院に収容されて数年後の35歳のとき。
以後、病室で一心不乱に描き続け、生涯に描いた数は25,000ページ。
余白を残さず、絵と文字と音符で埋め尽くされた作品はどれも、既存の芸術や美術教育の影響を受けることなく生み出された他に類をみない表現力と、
奇想天外な物語性、そして音楽への情熱にあふれています。
自分の不幸な生い立ちを魅惑的な冒険記に書き換え、理想の王国を築いて世界征服をたくらみ、音楽監督として作曲に没頭したヴェルフリ。
彼が描いたのは空想の世界の出来事ではなく、すべて真実と疑わない自らの姿を投影したものでした。[…]
出典:アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国|東京ステーションギャラリー

今回の巡回展は、ベルン美術館 (Kunstmuseum Bern) と
アドルフ・ヴェルフリ財団 (Adolf Wölfli Stiftung) の所蔵品を展示するもので、
兵庫県立美術館
名古屋市美術館 を巡回して東京ステーションギャラリーが最後となります。
「アール・ブリュット(Art Brut)の芸術家」と呼ばれるアドルフ・ヴェルフリの不思議な世界をご堪能ください。

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