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Maus君と Fanta 4 が「言語文化に対するメディア賞」受賞(2/6)

Maus君と Fanta 4 が「言語文化に対するメディア賞」受賞(2/6)

2018年2月6日に、ドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache (GfdS))は、
2年に一回の「言語文化に対するメディア賞」(Medienpreise für Sprachkultur)の受賞者を発表しました。
この賞は、新聞、ラジオ、テレビにおいて、言語文化・語りの文化の面で特別な功績があったと認められる者に贈られます。
Maus君と呼んだのは、Die Sendung mit der Maus のネズミ君で、日本でもNHK教育テレビで2005〜2006年頃に
『だいすき!マウス』というタイトルで放映されていました。ドイツでは、1971年から WDR で日曜日の午前中に放映されている長寿番組です。
いまさらという感じはありますが、
Lach- und Sachgeschichten では、いろいろな物の歴史を知ることができます。きちんと言葉を使って
「興味深く、理解しやすい言葉で、わくわくさせながら」(interessant, verständlich und spannend) いろいろなものを説明するところが見事です。
Aktuelle Sendung – Die Sendung mit der Maus – WDR を見れば、ああ、あのトロンとした目のネズミちゃんだ、
と思い出す人もいると思います。
もう一方の Fanta 4 も、言わずとしれたドイツのヒップホップグループです。正式名は、Die Fantastischen Vier で、
おそらく日本でも知られている有名な曲は、Die Da!?! (Die Fantastischen Vier)| YouTube でしょう。
なんでヒップホップが「言語文化に対するメディア賞」なのか、と不思議に思う人もいるかもしれません。
実は独特のビートでラップ音楽を作るには、言葉に対する絶妙な感覚が必要で、それを見事にやりとげたのが Fanta 4 だと言われているのです。
ドイツ語のラップを salonfähig (人前で口にできる=ちゃんと通用するもの)にした功績は大きいのでしょう。
かれらの公式ホームページは、Die Fantastischen Vier です。
ということで、さまざまなメディアで使われている言語、あるいは、語りの文化を肯定的に評価するのが、
このドイツ語協会(GfdS)の「言語文化に対するメディア賞」(Medienpreise für Sprachkultur)のようです。
過去の受賞者一覧は、Medienpreise für Sprachkultur | GfdS をご覧ください。

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