夏のインターウニ: すばらしいデジタル時代 ― Zeitalter der (un)heimlichen Digitalisierung(8/5日から9日まで)
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第40回の夏のインターウニが、今年も山中湖で開催されます。「ドイツ語を学ぶ学生と教員が、日本全国から、またドイツや韓国から集まって、
アクチュアルなテーマをめぐって、さまざまにディスカッションするセミナーです。
せっかく習ったドイツ語をたくさん使ってみましょう。5日間を一緒に過ごす参加者のみなさんを募集します。」
(パンフレット(PDF) | インターウニより)
2018年の夏も、山中湖で8月5日(日)から9日(木)に開かれる予定で、参加申し込みは7月22日(日)までです。
今回のテーマは、「すばらしいデジタル時代 ― Zeitalter der (un)heimlichen Digitalisierung」です。
以下に、テーマ説明の最初の2つのパラグラフを引用しておきますが、続きは 第40回 夏のインターウニ・ゼミナール でお読み下さい。
ドイツ語版は、
40. Interuni-Sommerseminar für deutsche und japanische Kultur | Broschüre (PDF)
で読むことができます。
世の中どんどん便利になるばかりです。アマゾンとかスマホとか、半世紀前には考えられませんでした。
ユートピアのように思われる完全管理の世界が進むとどんな「すばらしい」時代が訪れるかを予言したオールダス・ハックスリーの
「すばらしい新世界」が書かれたのは、ナチスが政権を取る前年のこと。今では、新たな理想の世界を目指して、
人工知能(AI)の開発とグローバル化が加速しています。私たちは、多少の好き嫌いは別にしても、この趨勢に身を委ねるしかありません。
なんといっても圧倒的に便利ですからね。
でも、ほんとうに「すばらしい」デジタル時代が到来しつつあるのでしょうか?
たしかに買い物は便利になりましたが、「わたし」についてのデータは、いったい誰がどこでどう覗いて、何に使おうとしているのでしょう?
日本に暮らしたスノーデンは、個人データが筒抜けになっている状況に対してたくさんの警告を日本に向けて残してくれました。
つい最近、グーグルはAI技術を兵器開発に使わない方針を宣言しましたし、EUではデータ保護規則(GDPR)の運用が始まりました。
迫り来るデジタル時代に向けて、いろいろなせめぎ合いが展開されています。
今年のインターウニでは、こうした身の回りのデジタル化について、いろいろな立場や見方から一緒に考え、議論してみたいと思います。
出典: 第40回 夏のインターウニ・ゼミナール| パンフレット(PDF) より一部抜粋。
参加申し込みは、http://www.interuni.jp/anmeldung/ からどうぞ。
参加費は、37,000円(4泊5日宿泊・食事代を含む、交通費は含まず)です。