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2019年日本ドイツ学会大会は法政大学市ケ谷キャンパスにて(6/30):シンポジウムは「ヴァイマール100年 — ドイツにおける民主主義の歴史的アクチュアリティ—」

2019年日本ドイツ学会大会は法政大学市ケ谷キャンパスにて(6/30):シンポジウムは「ヴァイマール100年 — ドイツにおける民主主義の歴史的アクチュアリティ—」
Die Tagung der Japanischen Gesellschaft für Deutschstudien findet am 30.6.2019 an der Hosei-Universität (auf dem Ichigaya-Campus) statt.

日本ドイツ学会大会が、
2019年6月30日(日)に、法政大学市ケ谷キャンパス ボナソアード・タワーで開催されます。会場のアクセスは、
交通アクセス(市ケ谷)|法政大学 をご参照ください。
参加費は、一般が 1,000円、学生は 500円、日本ドイツ学会会員は無料です(当日受付可。だれでも参加可)。
大会シンポジウムのタイトルは「ヴァイマール100年 — ドイツにおける民主主義の歴史的アクチュアリティ—」です。
シンポジウムは、13時30分-17時にスカイホールにて行われます、
基調講演は、ベンヤミン・ツィーマン氏(シェフィールド大学)(ドイツ語。日本語翻訳を配布)、
パネリストは、板橋拓巳氏(成蹊大学)、 今井宏昌氏(九州大学)、速水淑子氏(横浜市立大学)です。
シンポジウムの概略説明の第一パラグラフのみを以下に引用します。

2019年はヴァイマール憲法が制定されて100年目となる。革命と敗戦の後に成立したヴァイマール共和国の歴史は、その不安定さと崩壊の歴史から、その後の共和制にとって、社会権や女性参政権などの点で先駆的存在でありつつも、ナチによる権力掌握を防ぐことができなかったことから、克服されるべき対象とも見なされてきた。近年でも、排外的ポピュリズムの台頭のなかで、民主主義に胚胎する不安定さが改めてクローズアップされ、そこからヴァイマール時代との類似性を指摘する議論がある一方、そうした類似性は時代の文脈を無視したものであり、ヴァイマール共和国の歴史的位置づけを歪めるものとなるという批判もある。本シンポジウムは、ドイツの「第一共和制」の解釈をめぐる2つのベクトル、すなわち「歴史化Historisierung」と「現在化Vergegenwärtigung」をキーワードに、政治、社会、文化の諸相とその相互関係から、21世紀の今ヴァイマール共和国の歴史が提起する(しうる)問題を議論することにしたい。

出典:総会・シンポジウム | 日本ドイツ学会

日本ドイツ学会大会2019では、シンポジウムの他に3つのフォーラムがあります。
フォーラム 1「ドイツは移民の統合に失敗したか? ― 教育政策の視点から ― 」、
フォーラム 2 「ドイツ・ハレ市における移民難民の社会統合 ―フィールドワーク中間報告―」、 
フォーラム 3 「オーストリア=ハンガリーと日本 ―国交樹立150周年を記念して― 」。
各区フォーラム内での発表や、シンポジウムに関する詳細は、日本ドイツ学会 のホームページをご覧ください。

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