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夏のインターウニ: 今回のテーマは「信頼 ― Vertrauen」(8月20日から24日)

夏のインターウニ: 今回のテーマは「信頼 ― Vertrauen」(8月20日から24日)
Das 41. Interuni-Sommerseminar findet von 20. bis zum 24. August 2019 in Nikko statt.

第41回の夏のインターウニが、今年は日光市「交流促進センター 風のひびき」で開催されます。「インターウニは、ドイツ語を学ぶ学生と教員が、日本全国から、またドイツや韓国から集まって、さまざまにディスカッションするセミナーです。」「今年は、40回を超えたインターウニと10年目を迎えた韓国インターウニを記念して、特別合同セミナーを日本で開きます。せっかく習ったドイツ語を使って、ドイツだけでなくアジアの隣人とも、たくさん話をしてみましょう。濃密な5日間を一緒に過ごす参加者のみなさんを募集します!」
パンフレット(PDF) | インターウニより)
参加申し込みは 8月10日(土)までです(ただし、それ以前でも募集人員に達し次第、締め切りますのでご注意)。
今回のテーマは、「信頼 ― Vertrauenです。
以下に、テーマ説明の最初の2つのパラグラフを引用しておきますが、続きは 第41回 夏のインターウニ・ゼミナール でお読み下さい。
ドイツ語版は、41. Interuni-Sommerseminar für deutsche und japanische Kultur | Broschüre (PDF) で読むことができます。

私たちは、「信頼」なしには、一日たりとも生きていけません。生きていく上で、他人を信頼することがどうしても必要なことは、生まれたての赤ちゃんを見れば分かります。私たちが普通に日常生活を送れるのは、例えば毎日、あたりまえのように水道の水が飲め、店で売っている食品が食べられ、通りで出会う人がいきなり斬り掛かったりはしないと思っているから、つまり、たくさんの見ず知らずの隣人たちを信頼しているからです。こうした信頼が少しでも崩れたら、すぐに大パニックです。身の回りの生活だけではありません。もし通貨が信頼できなくなれば、ハイパーインフレになって経済は破綻し、社会が機能しなくなることでしょう。私たちの暮らしは、無数の信頼の上に成り立っています。
でも、信頼は脆く壊れやすいものです。最近はやりのフェイクニュースや自国中心主義は、せっかく築いた信頼を簡単に壊してしまいます。契約や平和条約などの仕組みをどれだけ作っても、信頼を担保してくれる客観的な保証にはなり得ませんし、いったん信頼を失ったら、個人も企業も国家も、その存在そのものが危うくなりかねません。現在の人類は、核戦争を抑止できるのは「信頼」ではなく、互いに脅し合うことによる「抑止(Abschreckung)」だと考えています。その意味で「信頼」とは、主観的・心理的なカテゴリーでしかありませんが、それでも、人間らしい社会を作るためには、信頼の輪を広げていくほかはないように思われます。
出典: 第41回 夏のインターウニ・ゼミナール| パンフレット(PDF) より一部抜粋。

参加申し込みは、http://www.interuni.jp/anmeldung/ からどうぞ。
参加費は、37,000円(4泊5日宿泊・食事代を含む、交通費は含まず)です。

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