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5月15日より公開:映画「グンダーマン: 優しき裏切り者の歌」

5月15日より公開:映画「グンダーマン: 優しき裏切り者の歌」
Ab 15. Mai wird der Film GUNDERMANN in RUROSPACE (Shibuya) vorgeführt.

東ドイツのシンガーソングライター、ゲアハルト・グンダーマン(Gerhard Gundermann, 1955-98)を描いた映画5月15日よりユーロスペース(渋谷)で公開されます。グンダーマンは、実在の人物。昼間は褐炭採掘場の労働者、夜はシンガーソングライターとしてステージにあがっていたそうで、「東ドイツのボブ・ディラン」と言われていたとか。しかし、一方では、国家公安局(Staatssicherheitsdienst; Stasi)のスパイだったというのです。グンダーマンを描いたこの映画は、近年人気のアンドレアス・ドレーゼン監督 (Andreas Dresen)による2018年の作品で、ドイツ映画賞2019 (Deutscher Filmpreis 2019)では、6つの部門で受賞しています。ドレーゼン監督は、かつて東ドイツだったテューリンゲン州(Thüringen) のゲーラ(Gera) 生まれです。

ユーロスペース での紹介は、グンダーマン 優しき裏切り者の歌 5月15日(土)公開 | ユーロスペース にあります。

日本のオフィシャル・サイトは、映画『グンダ―マン 優しき裏切り者の歌』公式サイト 、ドイツでのオフィシャル・サイトは、Gundermann – Ab 23. August 2018 im Kino – Homepage zum Film です。

コロナ禍の中、大手シネコンを中心に緊急事態宣言下では映画館が閉まっています。ユーロスペース(渋谷) でも、5月11日には、「ドイツ映画祭 HORIZONTE 2021 延期のお知らせ」が流れたばかりです。今後、「グンダーマン 優しき裏切り者の歌」は、順次日本全国で公開予定だそうです。より多くの映画館で見れるといいですね。

上記の公式ページや YouTube では、Trailer を見ることができますが、聞こえてくるのは、あのグンダ―マンによる曲です。おそらく、グンダーマン役のアレクサンダー・シェール (Alexander Scheer) が歌っているのだと思いますが(??)、なかなかうまく当時の雰囲気を伝えています。シェール は、東ベルリン生まれでもあります。

映画の中では、15曲ものグンダーマンの曲が流れるそうで、ユーロスペース作のパンフレットには、楽曲リストや歌詞も掲載されているとか。5月13日の東京新聞には、映画の紹介記事「スパイだった歌手描く 映画『グンダーマン』」「旧東独の闇あぶり出す」(清水祐樹)が掲載されています。

5月15日の14時55分の回には、アンドレアス・ドレーゼン監督のオンライン・トークもあるとか。感染対策をしっかりして、出かけたくなりますね。

j.o.

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