5月17日から『ありふれた教室』のロードショーが始まる。
„Das Lehrerzimmer“ ist ab 17. Mai in Japan im Kino.
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2023年のベルリン国際映画祭(パノラマ部門)で2冠を受賞、2023年のドイツ映画賞で主要5部門受賞した作品がいよいよ日本上陸です。監督: イルカー・チャタク(İlker Çatak)、脚本:ヨハネス・ドゥンカー(Johannes Duncker)とイルカー・チャタク(İlker Çatak)による作品。原題は Das Lehrerzimmer (学校の職員室)です。日本語タイトルは、『ありふれた教室』、日本語の公式サイトは、映画『ありふれた教室』(arifureta-kyositsu.com) です。
『ありふれた教室』は、全国順次公開予定で、映画『ありふれた教室』劇場情報 に今後の公開予定の映画館のリストがあります。5月17日から上映を始めた東京の映画館は、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋、そして アップリンク吉祥寺 です。
さて、この映画、なんでこんなに注目されるのか、日本語の公式サイトは次のようなフレーズでアピールしています。
現代社会の縮図<学校>に潜む”光”と”闇” — 。これは、不寛容(ゼロ・トレランス)な世界で生きる<わたしたち>の物語
(映画『ありふれた教室』劇場情報 からの引用)
あらすじは、公式サイトや ありふれた教室 : 作品情報 – 映画.com を参照しててください。
数学と体育の教師として赴任した若い教員カルラ・ノーヴァク (Carla Nowak) はギムナジウムの7年生を担当していたのですが、学校の中で起きた窃盗事件を調べている内にどんどん追い込まれていくという話です。監視カメラとネット社会を背景に、すごいスピードでどんどん深みにはまっていってしまう現代社会の恐ろしさを感じざるをえません。レオニー・ベネッシュ(Leonie Benesch)が演ずるカルラ・ノーヴァック先生の窮地、あなたはどう考えますか?
ドイツ語のサイトとしては、
Das Lehrerzimmer – if… Productions や Das Lehrerzimmer – Alamode Filmverleih をご覧ください。
なお、映画の脚本に基づく本が Reclam から発売されています。脚本をみながらドイツ語の勉強もできそうです。
j.o.