新着情報

ドイツ語圏文化学科の模擬講義 2024

ドイツ語圏文化学科の模擬講義2024年夏
8月2日(金)・8月3日(土)、学習院大学オープンキャンパス
Vier öffentliche Vorlesungen von unserem Seminar finden am 2. und 3. August statt, anlässlich OpenCampus 2024.

来る8月2日 (金) と8月3日 (土) に、学習院大学ではオープンキャンパスが開催されます。

学習院大学のホームページでは、まずOPEN CAMPUS | 学習院大学受験生応援サイト intro! にとんでいただき、その後、学習院大学 2024夏季オープンキャンパス 新規申込ページ で参加申し込みをする、という流れになります。

1. 参加登録をする。
2. 来場予約をする(同伴者は不要)。
3. キャンパスツアー予約(オプション) これはキャンパスツアーに参加したい人だけです。

このオープンキャンパス 新規申込ページをスクロールしていくと「⇒模擬講義の教員&タイトル一覧は★こちら★」というところがあり、★こちら★をクリックすると、学習院大学 OPEN CAMPUS 2024 (8/2~8/3) 模擬講義テーマ (PDF) にたどりつきます。

模擬講義の一覧表は手に入っても、場所と時間、そしてタイトルしかありません。

そこで、ここ(ドイツ語圏文化学科ホームページ新着情報)では、ドイツ語圏文化学科で提供する4つの模擬講義を紹介しておきます。

模擬講義の場所は、すべて中央教育研究棟 403教室(=中央 403)です。

(キャンパスマップは、2024年夏オープンキャンパス プログラム・マップ | 学習院大学 (PDF) についています。)

それでは、以下に模擬講義の時間、場所、担当教員、内容を紹介しておきます。奮ってご参加ください!


8月2日(金)
小林和貴子(10:00~11:00)中央 403
ヨーロッパの第二次世界大戦をどう語る?
—各国の歴史教科書を比較する

戦争について語ることは、本来、容易なことではありません。誰にとって、どんな戦争だったのかという問いには、立場や考え方次第で、いろんな答えがありうるからです。この授業では、ドイツが始めた第二次世界大戦について、ヨーロッパ各国の歴史教科書がどのように語り継いでいるかを比較します。

清野智昭(14:00~15:00)中央 403
ドイツワインと気候変動

ドイツはヨーロッパの歴史上ワイン用ブドウが栽培できる北限で、その冷涼な気候をうまく利用し、独特の味わいのワインを作り出してきました。零下7度未満で収穫される氷結したブドウから生み出されるアイスワインは極上の甘みを生み出します。ところが最近の温暖化でドイツはすでに冷涼地域から温暖な地域になっており、従来不可能だった赤ワイン品種の栽培が可能になる一方、アイスワインなどの生産がどんどん難しくなってきました。また、気候変動による自然災害も多く発生するようになり、アール地方のワイナリーが洪水で大被害に見舞われたのも記憶に新しいところです。ドイツのワインはこれからどうなっていくのか、気候変動の観点から考えていきます。

8月3日(土)
伊藤 白(10:00~11:00)中央 403
ユダヤ人の描く元ナチはパレスチナて何を見たか
—エドガー・ヒルゼンラート『ナチと理髪師』

昨年10月に始まったイスラエル軍のガザ地区侵攻。世界を揺るがすこの出来事に対して、かつてナチス時代にユダヤ人を迫害したドイツがどのような態度をとるかは簡単ではありません。では、この出来事に文学はどのように向き合うことができるのか。模擬講義では、半世紀以上前に書かれたエトガー・ヒルゼンラートの破天荒な小説『ナチと理髪師』を読みながら、皆さんと一緒に考えたいと思います。ヒルゼンラートの名前を知っている高校生は少ないと思いますが、今、こういう時代だからこそ読むべき名作です。


岡本順治(14:00~15:00)中央 403
ドイツ語の挨拶

「挨拶」というと、「こんにちは」とか「さようなら」を繰り返すシーンが日本語に関しては想像できます。ドイツ語では Guten Tag.とAuf Wiedersehen.が対応すると言ってしまうとそれで終わってしまいますが、実はドイツ語の挨拶ことばには. 場面、地域、人々の属する集団、時代、メディアによって実に多様な種類があります。さらに、別れ際に同じ言葉を繰り返さないように気をつかう人々もいます。そもそも挨拶という言語行動は何なのでしょうか?今回の話では、場面や集団で異なる挨拶を紹介するとともに、使われなくなりつつある挨拶言葉を紹介し、その背景を探ります。

なお、ドイツ語圏文化学科の個別相談は、百周年記念会館3階で行われます。こちらにもぜひどうぞ。各種資料、特製トートバッグ、特製クリアファイルを用意してお待ちしております。

j.o.

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