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シンポジウム:アジア・太平洋戦争期の滞日ドイツ人音楽家(2024/3/31)

科研費シンポジウム:アジア・太平洋戦争期の滞日ドイツ人音楽家 ― その活動と日本音楽界への影響
Deutsche Musiker in Japan in der Zeit des Asien-Pazifik-Krieges: ihre Aktivitäten und Einflüsse auf die japanische Musikszene

来る3月31日に2つの科研費に関連したシンポジウム「アジア・太平洋戦争期の滞日ドイツ人音楽家 ― その活動と日本音楽界への影響」が開催されます。

概要:(引用)

 アジア・太平洋戦争期の日本には、ドイツ本国・NSDAP と繋がりのあるドイツ人と、それから逃れるようにして日本に滞在していたユダヤ系ドイツ人がいました。本企画では、両者に属する滞日ドイツ人音楽家を取り上げ、その活動と相互関係の解明に取り組み、その日本の音楽界への影響を論じます。
第1部では、まずトーマス・ペーカー氏と赤塚愛氏にアジア・太平洋戦争期の滞日ドイツ人(音楽家)について概観していただきます。ついでクラウス・プリングスハイムの評伝の著者で、現在はジョゼフ・ローゼンストックについての調査を進めているラルフ・アイジンガー氏、近年エタ・ハーリヒ=シュナイダー研究に取り組んでいる高久暁氏、マンフレー・グルリットやヴィルヘルム・プラーゲについてドイツで調査した長木誠司氏に、それぞれ講演していただきます。その上で、沼野雄司氏を交えて、滞日ドイツ人音楽家の日本音楽界への影響についてディスカッションを展開します。
第2部は、同時期の滞日ドイツ人音楽家にゆかりのある楽曲によるミニ・コンサートをおこないます。西原稔氏に監修・解説していただきます。

日時:2024 年3 月31 日(日)13:15~18:00(13:00 開場)
会場 昭和音楽大学南校舎5 階C511 教室 [小田急線新百合ヶ丘駅下車徒歩5 分]
交通アクセス・アクセスマップ|昭和音楽大学【公式】
参加無料・要事前申込 ■ 英語講演に逐次通訳・翻訳資料の配付あり

参加希望者は、Google form 参加申し込み から、あるいは、パンフレット:科研費シンポジウム:アジア・太平洋戦争期の滞日ドイツ人音楽家 (PDF) に印刷されている QRコードからどうぞ。

プログラム
第1部 講演とディスカッション
トーマス・ペーカー、⾚塚愛(学習院大学)
Overview of German Exile and German Musicians in Japan in Asia Pacific War Era
ラルフ・アイジンガー(音楽学)
Joseph Rosenstock – A Restless Life
⾼久暁(日本大学)
エタ・ハーリヒ=シュナイダーの日本: 1940 年代とその後
⻑⽊誠司(東京大学)
マンフレート・グルリット、ヴィルヘルム・プラーゲ
– ディスカッサント:沼野雄司(桐朋学園大学)

第2 部 ミニ・コンサート
プリングスハイム/歌曲「ヴェネーディッヒ」作品24
3つの歌」作品25 より
グルリット/歌劇《ナナ》より
ソプラノ:⽊村優実    ピアノ:川村沙耶⾹
信時潔⾃作主題による変奏曲
ピアノ:⼭下暁⼦
– 監修・解説:⻄原稔(桐朋学園大学)

主催: 科研費プロジェクト[18K00148](酒井健太郎/昭和音楽大学)
共催: 科研費プロジェクト[21K00420](Thomas Pekar/学習院大学)
洋楽⽂化史研究会
助成:⽇本⾳楽学会「音楽関係学術イベント開催助成金」
協力: 昭和⾳楽⼤学(会場提供)

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