ドキュメンタリー映画『ゲッベルスと私』岩波ホールで8/3まで
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2018年6月16日(土)~8月3日(金)の予定で、ドキュメンタリー映画『ゲッベルスと私』が岩波ホール で公開されています。
この映画の主人公は、ブルンヒルデ・ポムゼル(Brunhilde Pomsel)。
彼女は、1911年生まれで、ヒトラーの右腕としてナチ体制を牽引した宣伝大臣ヨーゼフ・ゲッベルス(Joseph Goebbels)の秘書を3年間していました。
映画の中では、ブルンヒルデ・ポムゼルが、69年の時をへて 103歳で当時を回想するシーンがクローズアップされます。
彼女曰く、「なにも知らなかった。私に罪はない」。本当にそうなのでしょうか?
2017年、106歳で死去した彼女を追ったこの映画、日本のオフィシャルサイトは 【公式】『ゲッベルスと私』 です。
なお、 ブルンヒルデ・ポムゼルを扱った本が、6月に出版されました。トーレ・ハンゼン著、森内 薫、赤坂 桃子(翻訳)の
『ゲッベルスと私――ナチ宣伝相秘書の独白』 | 紀伊國屋書店 です。
この本の原作は、Thore D. Hansen 著、
Ein deutsches Leben: Was uns die Geschichte von Goebbels Sekretärin für die Gegenwart lehrt | Europa Verlag (2017) です。
なお、『ゲッベルスと私 ナチ宣伝相秘書の独白』に関しては、『ゲッベルスと私』| HONZ に石田勇治氏
(東京大学大学院教授)が「ヒトラーの時代を考える」と題する文章を寄せています。