『あの日のように抱きしめて』8月15日に Bunkamura ル・シネマでロードショー
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2014年9月に封切られたクリスティアン・ペッツォルト(Christian Petzold)(脚本・監督)の映画
Phoenix が、早くも 8月15日にBunkamura ル・シネマ
で始まります。日本語のタイトルは、「あの日のように抱きしめて」| 公式サイト。
日本語では説明的なタイトルとなりましたが、ポスター/パンフレットを見るとなるほど、と思います。
ペッツォルト監督というと、前作『東ベルリンから来た女』(2012年)もベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞して話題になりました。
公式サイトの紹介文の一部を以下に引用しておきます。
1945年6月ベルリン。元歌手のネリーは顔に大怪我を負いながらも強制収容所から奇跡的に生還し、顔の再建手術を受ける。彼女の願いはピアニストだった夫ジョニーを見つけ出し、幸せだった戦前の日々を取り戻すこと。顔の傷が癒える頃、ついにネリーはジョニーと再会するが、容貌の変わったネリーに夫は気づかない。そして、収容所で亡くなった妻になりすまし、遺産を山分けしようと持ちかける。
引用元:「あの日のように抱きしめて」| 公式サイト
アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』とベール・モンティエの小説『帰らざる肉体(Le retour des cendres)』に影響を受けて作られたとも言われています。
クルト・ヴァイル(Kurt Weill; 1900-1950)が、ミュージカル「ワン・タッチ・オヴ・ヴィーナス」(One Touch of Venus)
のために書いたという曲「スピーク ロー」(Speak Low)が使われているのも極めて印象的です。
「あの日のように抱きしめて」| 公式サイトには、前島秀国氏 (サウンド&ヴィジュアル・ライター)による
「『スピーク・ロウ』が優しくささやきかけること ―― 本作の音楽について」という解説もありますのでお読み下さい。
なおドイツ語のオフィシャルサイトは、Phoenix | Ein Film von Christian Petzold です。
こちらの雰囲気もなかなかいい感じで仕上がっています。