コーネリウス・グルリット死す。彼の全コレクションはベルン美術館へ(5/7)
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2013年11月に、この新着情報でも取りあげたコーネリウス・グルリット氏(Cornelius Gurlitt)が、2014年5月6日にミュンヘンの自宅で息を引き取りました(晩年82歳)。
百点を超える彼の(父の)美術品コレクションは、多くの著名な画家の作品及び、ナチスが不法に(?)集めた「退廃芸術」を含んでいたところから話題になりましたが、
彼の死後、このコレクションはどこへ行くのか、関心を集めていました。5月7日のニュース(Gurlitt vererbt Sammlung dem Kunstmuseum Bern | www.heute.de など)によると、ベルン美術館(Kunstmuseum Bern)へ行くそうです。
ベルン美術館にとっても、まったく予想外だったようでwie ein Blitz aus heiterem Himmel (青天の霹靂(へきれき)のよう)と表現しています。
このまま、すべての収集品が無事にベルン美術館へ行くのかどうかは、まだ不透明ですが、今後の動向に注目したいものです。
なお、コーネリウス・グルリット氏本人のサイトは、http://www.gurlitt.info で、まだ閉鎖されていないようです。
この間の出来事などの彼の立場からのまとめは、彼のサイトの http://www.gurlitt.info/start.html から読むことができます。