Foodwatch.de:子供・青少年に対し Energy Drinks の販売禁止を求める(1/19)
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消費者団体の Foodwatch.de は、ベルリンで2015年1月19日、
「子供たちや青少年に対して Energy Drinks を販売することを禁止するように求め」ました。その根拠は、
ヨーロッパ食品安全局(EFSA: Europäischen Behörde für Lebensmittelsicherheit)
による新しい研究報告書のドラフト
(Scientific Opinion on the safety of caffeine | European Food Safety Authority (EFSA))です。
「成人も未成年も、一日につき、体重1キロにつき3ミリグラム以上のカフェインを摂取しないほうがよい」という基準が示されており、これによると
「体重50kg の12歳の少年が、ある種のエナジードリンク500ml を飲むと、もうこの限度を越えてしまう」のだそうです。
カフェインの過剰摂取(とりわけ子供や妊婦に対して)は、昔から問題とされてきました(心不全、肝不全などの危険性)。
それにもかかわらず、カフェインを非常に多く含んだドリンクを子供や青少年に販売することは世界的にほとんど禁止されていません。
問題は、少量のカフェインではなく、あくまでも「カフェインを非常に多く含んだドリンク」で、それを「子供や青少年/妊娠している女性たち」や「心臓や脳に持病を抱える人たち」
が「多量に摂取すること」にある、とされています。さらに、甘味料と混ぜたり、飲む時にアルコールと混ぜたりすると危険性が増大します。
1月20日、21日と、多くのメディアがこの危険性について報道していますが(foodwatch Koffein EFSA をキーワードに検索して下さい)、
連邦食糧・農業省(BMEL)
大臣のクリスティアン・シュミット(Christian Schmidt) 氏は
ZDF-Magazin „Frontal 21“ (20.01.2015, 21.00 Uhr)で、
販売禁止にはしないという趣旨の発言したようです。さて、本当に販売規制をしなくても大丈夫なのでしょうか?
この種のドリンクは、日本でも多量に販売されています。飲み過ぎには注意しましょう!