住民投票の結果、ハンブルクは2024年オリンピック招致を見送ることに(11/29)
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日本でも大阪都構想をめぐって住民投票が行われたのは記憶に新しいところですが、
ハンザ都市として有名なハンブルク(Hamburg) でも、2024年の夏季オリンピックを招致する都市として立候補すべきかどうか、
住民投票(Referendum)が11月29日に行われました。その結果、(未だに暫定結果ですが)賛成が 48,4%、反対が 51,6% で否決されました。
投票率は、 50,1% だったそうです。結果は、ハンブルク市のサイト Olympia-Referendum – Stadt Hamburg で公表されています。
ハンブルク-シュレスヴィヒ・ホルシュタイン統計局では、以下のページで
インターアクティブ・マップをアップロードしています: Statistikamt Nord: Olympia-Referendum am 29. November 2015
このページの地図で、ハンブルクの特定の地域の賛否の割合を知ることができます。カーソルを特定の地域に移動させてみて下さい。
なお、反対派は NOlympia Hamburg – Etwas Besseres als Olympia | Olympische Spiele in Hamburg? Wir haben etwas Besseres vor! で勝利宣言をしています。
ドイツでは、2013年にも、2022年開催予定の冬季オリンピック招致をめぐってミュンヘン(München)で住民投票が行われましたが、やはり否決されています。
オリンピックを招致する都市が住民投票を実施する限りにおいては、ドイツでは今後オリンピックが開かれる可能性はほとんどないのではないか、という声も聞かれます。