コラムに指揮者佐渡裕が登場、3.11以後の日々を語る(朝日新聞 8/29)
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東日本大震災とその後の原発重大事故からすでに6年以上が過ぎましたが、朝日新聞(8/29)の「てんでんこ」
のコラムに指揮者の佐渡裕がその当時を振り返って語っています(東野真和)。
2011年3月11日、BBCフィルハーモニックとピアニスト辻井伸行との演奏旅行中だった佐渡裕は、
横浜のホールに入った直後に地震の揺れに襲われたそうです。その後、
公演は中止、オーケストラは帰国し、佐渡裕は「『音楽ってなんて無力なんだ』と号泣した」そうです。その後、ドイツのマネージャーから電話があって、
日本支援のコンサートを開くからベートーベンの「第九」を指揮して欲しいと依頼され、デュッセルドルフへ出かけて指揮をしたそうです。
ベートーベンの「第九」というと、日本では年末に演奏される「歓喜の歌」(An die Freude)が思い出され、
この音楽は<喜び>を表現したと考えられています。なぜ「第九」なのか、という佐渡裕の疑問に対し、
シラーによるこの詩は<喜び>というよりもむしろ<連帯>に主眼があると説明されたそうです。
ドイツ語の詩を口ずさんでみると、確かに…。
詳細は、朝日新聞の記事(あるいは、
音楽は無力だ… 号泣した佐渡裕が、独でタクトを振った | 朝日新聞デジタル)
をご覧ください。ドイツ語の詩を読み返してみることでも納得ができるはずです。