『ヒトラーと戦った22日間』9月8日からロードショー
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ナチスの強制収容所(Konzentrationslager)というと、誰もが思い出すのはアウシュヴィッツ=ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)でしょう。
強制収容所というよりも、はじめから絶滅を意図されて作られていた収容所は絶滅収容所(Vernichtungslager)と呼ばれていますが、
今ではアウシュヴィッツ=ビルケナウとならんで、ソビボル(Sobibor)も同類の収容所であったことが知られています。
そのソビボル絶滅収容所では、実は大脱出計画が練られ、実行されたという実話は、近年まで知られていませんでした。
アメリカのジャーナリスト、リチャード・ラッシュク(Richard L. Rashke)による本 Escape from Sobibor | Delphinium Books(初版は 1982年、現在は改訂新版 (2012)、『ソビボルからの逃走』)は大きな反響を呼び、イギリスでテレビドラマ化されましたが、
今回日本に入ってくるのは、 2018年制作のロシア映画です。監督・主演はロシアの国民的俳優といわれているコンスタンチン・ハベンスキー(Konstantin Khabenskiy)です。
ソ連軍の軍人アレクサンドル・ペチェルスキーが計画し、収容されてから22日後に起こした収容者全員での脱出劇を描いています。
ナチスの司令官カール・フレンツェル(Karl Frenzel)には、クリストファー・ランバート(Christopher Lambert)が登場します。
公式ホームページは、『ヒトラーと戦った22日間』、
公式ツィッターは、https://twitter.com/sobibor0908 です。
9月8日(土)から、ヒューマントラストシネマ有楽町 や、新宿武蔵野館 などでロードショー予定。
トレーラーは、『ヒトラーと戦った22日間』予告編 | YouTube、あるいは
Sobibor (2018) | www.kino-zeit.de からどうぞ。
ロシア語、ドイツ語、イディッシュ語など、いろいろな言語が聞こえてくる緊張感につつまれた実話にもとづく脱出劇です。