2019年3月31日、ドイツは夏時間へ。2021年から時間調節廃止へ!
—
2019年3月31日(日)の朝2時に、時計を一時間進めて3時にすすめ、ドイツなど多くのヨーロッパの国々は夏時間になります。
Zeitumstellung 2019 in Deutschland | timeanddate.de を参考にしていますが、このサイト
timeanddate.de では、いろいろな国や都市の夏時間を調べることができます。
さて、 2019年3月26日の ZDFmediathek のニュース
Abstimmung: EU-Parlament für Ende der Zeitumstellung | ZDFmediathek
によれば、EU議会は、2021年から時間調整(Zeitumstellung)、つまり夏時間(Sommerzeit)
の実施にともなう時間調整を賛成多数で廃止することを議決しました(賛成410、反対192、保留51)。
簡単に言い直せば、EUに加盟する国々は、2021年から、もう夏時間はやらない、ということです。
もともと、夏の日中の太陽のあたる時間を有効利用しようという発想で、ドイツでは1980年から行われていましたが、近年実施されたヨーロッパ全体でのアンケート結果(460万人参加)によれば、
84パーセントが夏時間の廃止に賛成していたそうです。その主な理由は、子供たち、お年寄り、病気の人たちにとって、夏時間実施にともなう時間調整は負担が大きい、というものです。
経済的にみても、夏時間の実施がそれほど有効に機能していないという意見もありました。
もっとも、
EU-Parlament will Abschaffung der Zeitumstellung im Jahr 2021 | www.faz.net で
Noch ist dieser Vorsatz aber nicht in trockenen Tüchern. (まだ、このもくろみはうまく成し遂げられたわけではありません)と言っているように、
これから細部を煮詰める必要があります。時間調整をしない、といっても「永続的な夏時間」にするのか「永続的な冬時間」にするのか、近隣の国々と調整する必要があります。
ヨーロッパには、3つの時間ゾーンが存在しますから、もちろんそれを考慮する必要もあります。そういえば、EUから脱退する予定のイギリスはどうするのでしょうか?