教員紹介

田丸 理砂たまる りさ

田丸 理砂 (たまる りさ) 教授

【専門分野】

近現代ドイツ文学、フェミニズム文学批評、ジェンダー文化論

【現在取り組んでいる研究テーマ】

ヴァイマル共和国時代に活躍した女性作家たちの作品について(ナチ時代、第二次世界大戦後も含めて)

【主要著書・論文】

  • Kampf einer Literatin für den „anonymen Heroismus“. Zu Gabriele Tergits „Der Engel aus New York“. In: TEXT+KRITIK Heft 228. GABRIELE TERGIT. edition text + kritik (München), 2020, S. 73-81.
  • 「女性の身体をめぐる闘い:ワイマール共和国時代ドイツ、妊娠中絶禁止法と女性たち」『少しだけ「政治」を考えよう!』島村輝/小ケ谷千穂/渡辺信二編、松柏社、2018年。140-152.
  • Zeitunabhängige und kulturübergreifende Begegnungen von Frauen in der Exilforschung. Ein Blick auf die Arbeitsgemeinschaft. In: ARIADNE -Forum für Frauen- und Geschlechtergeschichte. Heft 72. Stiftung Archiv der deutschen Frauenbewegung (Kassel), 2017, S. 60-65.
  • 『「女の子」という運動——ワイマール共和国末期のモダンガール』春風社、2015年。
  • 『髪を切ってベルリンを駆ける!ワイマール共和国のモダンガール』フェリス女学院大学、2010年。

【所属学会】

日本独文学会,ジェンダー史学会

【近年の主要講義・演習】

  • 文学・文化 入門ゼミナールA:ドイツ文化史入門
  • 文学・文化コース ゼミナール (3),(4): 文化と社会(1)(2)
  • ジェンダーの視点から文学作品を読む
  • ジェンダーと表現

【文学部で/私のゼミで学ぶ人たちへ】

「文学を学ぶことは就職に役立ちますか?」と学生に聞かれることがあります。すぐに使える実践的な力が評価を受けやすい昨今、文学や文化を学ぶことは、たしかに非現実的と思われるかもしれません。けれどもグローバル化した社会を生きる私たちにとって、文学や文化の知識を身に付けることは別な形での実践力です。私たちの隣には、異なる価値観や文化を持つ人がいるかもしれない、という想像力を育み、コミュニケーション力を高めるには、自分が育った場所とはちがう文学や文化を知ることは何より大切です。私のゼミでは、ドイツ語圏の文学や文化を社会背景とともに学び、自らの価値観を問いただすことを目指しています。

教員一覧

  1. 伊藤 白

    准教授
    現代ドイツ文学、ドイツの図書館制度

  2. 岡本 順治

    教授
    ドイツ語学、認知言語学、言語理論

  3. 小林 和貴子

    教授
    聴覚・音響芸術、現代ドイツ文学、メディア論

  4. 清野 智昭

    教授
    ドイツ語学、コーパス言語学、応用言語学

  5. 高田 博行

    教授
    ドイツ語学、ドイツ語史、歴史語用論、歴史社会言語学

  6. 田丸 理砂

    教授
    近現代ドイツ文学、フェミニズム文学批評、ジェンダー文化論

  7. トーマス・ペーカー

    教授
    近代ドイツ文学、亡命研究、文化論

  8. 杉山 真佑美

    助教
    ドイツ文学

  9. 小笠原 梨生

    副手

  10. 安田晴菜

    副手

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